International Co-production
RE/PLAY Dance Edit

By Junnosuke Tada and Kitamari
in collaboration with choreographer-dancers from around Asia


国際共同製作『RE/PLAY Dance Edit』

オリジナルは、多田淳之介率いる東京デスロックが2011年に発表した『再/生』。反復する身体を通して、再生に向かっていこうとする人間を描き出した演劇作品を、本作では、俳優を振付家・ダンサーに置き換えて、リ・クリエーションします。
ダンスバーションはこれまで日本では京都と横浜で各地の注目ダンサーが集結。連続で繰り返されるポピュラーな楽曲、サドンデスで踊り続ける8人のダンサーの疲弊していく身体。ダンスの根拠も意味もなぎ倒していくその果てしない構造が、切実な「生」や混沌とした現代社会を浮き彫りにし、ダンスの概念を覆す問題作です。
2015年度には、シンガポールのTheatreWorksとのco-productionで初の国際コラボレーションとして始動。2016年度カンボジアにて上演後、日本とアジアのアーティストによりアジア各国にて上演を予定しています。



NEWS


2018.11.10 
『RE/PLAY Dance Edit』東京公演|チケット情報


2018.11.10 
『RE/PLAY Dance Edit』東京公演|フライヤー
2018.09.27 
東京公演、来年2月!


Activity 2017-2018


京都公演

KAC Performing Arts Program 2017/ Contemporary Dance
ワークショップ・オーディション:2017年5月8日-10日/会場:京都芸術センター
公演:2017年11月25日-26日/会場:京都芸術センター
http://www.kac.or.jp/events/22001/ 

Credit
演出:多田淳之介
振付・出演: きたまり、今村達紀、Sheriden Newman、Narim Nam、Chanborey Soy、Aokid、斉藤綾子、吉田 燦
プロデューサー:岡崎松恵/舞台監督:浜村修司/照明:岩城 保

主催:京都芸術センター、NPO法人Offsite Dance Project、RE/PLAY Dance Edit実行委員会
助成:国際交流基金アジアセンター、公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団
平成29年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業



マニラ公演

MNLLikha x Sipat Lawin Ensemble
ワークショップ・オーディション:2017年6月9日-10日/会場:Steps Dance Studio
公演:2018年1月13日-14日/会場:Power Mac Center Spotlight

Credit
演出:多田淳之介
振付・出演: Eisa Jocson、Irish Paul Mendoza、Carissa Adea、John Paul Ortenero、Narim Nam, Sophal Sor、きたまり、益田さち
プロデューサー:岡崎松恵/テクニカル・ディレクター: Lang Craighill/照明:岩城 保/通訳:平野真弓

共同製作:Sipat Lawin Ensemble、NPO法人Offsite Dance Project、RE/PLAY Dance Edit実行委員会
助成:国際交流基金アジアセンター、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)



Artist

多田淳之介

演出家/1976生まれ。2001年から「東京デスロック」を主宰。俳優の身体、観客、劇場空間を含めた、 現前=現象にフォーカスした演劇作品を発表。既成の演劇の枠組みに囚われない演出方法は、公演毎に話題を呼び、国内外の公演、共同制作、ワークショプ等多数。2010年から富士見市民文化会館キラリ☆ふじみの芸術監督に就任。2013年に日韓共同製作作品『カルメギ』に於いて韓国で最も権威のある東亜演劇賞演出賞を外国人として初受賞。


きたまり

企画・振付家&ダンサー/1983年生まれ。舞踏家・由良部正美の元で踊り始め、2002年からソロ活動を開始。2003年「KIKIKIKIKIKI」設立。2008年トヨタ・コレオグラフィーアワードにてオーディエンス賞、2010年横浜ダンスコレクションの未来にはばたく横浜賞(グランプリ)を受賞。2016年マーラー交響曲シリーズ『夜の歌』にて文化庁芸術祭賞の新人賞を受賞。また、ダンスシーンの活性化や舞台芸術における身体の可能性を追求するプロジェクトを多数企画、ジャンルを越境する活動を展開している。



演出家からのメッセージ

『RE/PLAY Dance Edit』は、2011年の東日本大震災の後に私が主宰する劇団・東京デスロックで上演した演劇作品『再/生』を下敷きに、2012年に「We dance 京都2012」というフェスティバルの「演劇とダンス/身体性の交換」で初演しました。「繰り返せないこと」「断絶」というテーマや、お互い干渉せずに動き続け、ポップミュージックによって発生するイメージを作っては壊し、執拗な繰り返しからアイロニカルに生と時間を描くという構成は同じですが、まさに身体性の交換、俳優とダンサーの違いによって作品は生まれ変わりました。
例えば俳優は舞台上で人間として存在し、孤独な人間を表すのに優れていますが、ダンサー、ダンスは身体として存在し、孤独そのものを表すことができます。“Dance Edit”では「踊る/踊らない」というディレクションを加え、ダンサーは「踊り」によって人間と身体を往来します。「人間」から「身体」へ、そして「身体」から「ダンス」へ。そしてそのグラデーションの先にある「演劇」や「ダンス」という文脈を超えた舞台芸術そのものの姿を観客と共有することがこの作品の目的の一つでもあります。そして繰り返し、過ぎ去る時間の中で「ダンスとは何か?」「この世界とは何か?」という問いを観客と共有することも。舞台芸術とは問いの共有でもあると考えています。
「演劇/ダンス」というボーダーから始まったこの作品は、京都、横浜、シンガポール、カンボジアと、各国でダンサーの国籍も混ぜながらボーダーレスな上演をしてきましたが、作品の本質はボーダーを無くすのではなく、様々なボーダーを抱えたまま進むことにあります。各自の振付や「踊る/踊らない」の基準も、ダンサー自身が自分の身体、ダンスと向き合い考えます。私たちはそれぞれ違うというボーダーを認めることが多様性であり、身体、ダンス観、文化的背景が多様であるほど、その断絶と混沌が舞台上の色彩となります。そしてそこから立ち上がる景色が、アジアにおける身体・ダンスの背景、差異、接続の現在地を照射し、ダンスファンだけではなく、多くの人々にとって現在の、そして未来のアジア形成のための多様な視座となることを願い今後も上演を続けます。舞台芸術とは現在から未来への願いでもあります。


多田淳之介



Archive

初演 『RE/PLAY』
2012年2月4日/会場:京都 元・立誠小学校
http://www.wedance.jp/2012_kyoto/

横浜公演『RE/PLAY(Dance Edit.)』
2014年2月14日-16日/会場:横浜 急な坂スタジオ
http://www.wedance.jp/replay/replay2014/

シンガポール公演 『RE/PLAY Dance Edit』
2016年2月17日-20日/会場:シンガポール 72-13 
http://www.wedance.jp/replay/replay2015
https://replay2016.wordpress.com

カンボジア公演 『RE/PLAY Dance Edit』
2017年3月24日・25日/会場:プノンペン Department of Performing Arts
http://www.wedance.jp/replay/replay2016


2015年度版リーフレット(A5・8P 日本語・英語)/2016年3月30日発行
→ PDF

2016年度版リーフレット(A5・8P 日本語・英語)/2017年4月30日発行
→ PDF

2017年度版リーフレット(A5・16P 日本語・英語)/2018年4月30日発行
→ PDF

*発行:NPO法人Offsite Dance Project/デザイン:阿部太一[TAICHI ABE DESIGN INC.]



Contact Information

RE/PLAY Dance Edit実行委員会:
東京都荒川区西日暮里4-1-6  ㈲グリーンルーム内 
E-mail: info@wedance.jp

NPO法人Offsite Dance Project:
横浜市中区池袋10-1-202 
E-mail: info@offsite-dance.jp
URL: http://www.offsite-dance.jp 

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