RE/PLAY(DANCE Edit.)

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きたまり+Offsite Dance Project 共同プロデュース  多田淳之介 演出 『RE/PLAY(DANCE Edit.)』 2014年2月14日(金)〜16日(日)/急な坂スタジオ ホール

『RE/PLAY(DANCE Edit.)』は、多田淳之介率いる東京デスロックが2011年に発表した演劇作品『再/生』をベースに、俳優をダンサーに置き換えて関東ダンサーと創作する試みです。

オリジナルは、死に逝く人々の物語を連続して繰り返し、疲弊していく身体から圧倒的な“生”を描き出し、演劇界に衝撃を与えた2006年初演の多田淳之介作・演出『再生』。5年の歳月を経て発表された改訂版『再/生』では、反復する身体を通して、再生に向かっていこうとする人間を描き出しています。
ダンスバージョンの『RE/PLAY』は、きたまりがディレクターを務めた「We dance 京都2012」における「演劇とダンス/身体性の交換」と題した上演プログラムのひとつ。関西拠点の8人の振付家・ダンサーの強靭な身体を多田淳之介が仕掛ける劇構造の圧倒的な力で演出し、ダンスの身体の新たな可能性を浮かび上がらせた問題作です。

本作『RE/PLAY(DANCE Edit.)』は、関東拠点の振付家・ダンサーによるリ・クリエーションで、共同プロデューサーのきたまり、振付演出・ダンサーとしても評価の高い岩渕貞太・遠田 誠・北尾 亘に加え、ワークショップ形式のオーディションにより選出された4人のダンサーが出演。多様なキャリアの8人のダンサーがそれぞれ自ら振付けた動きを提出しながら、多田演出のもと、舞台芸術の身体性について共に考え、探求し、交換する作業を重ねてひとつの作品を創り上げます。


→前回公演『RE/PLAY』(トークセッション・レポート・公演写真)
http://www.wedance.jp/2012/forum.php
http://wedance-kyoto.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html

 

オーディション選出による出演者決定!

【伊東歌織・岡田智代・花田雅美・林 七重(五十音順)】

 


RE/PLAY(DANCE Edit.)

タイトル:RE/PLAY(DANCE Edit.)』(新演出/上演時間:70分)

演出:多田淳之介(東京デスロック)
振付・出演
岩渕貞太、遠田 誠、北尾 亘、きたまり、伊東歌織、岡田智代、花田雅美、林 七重

舞台監督:三津 久 照明:岩城 保 音響:泉田雄太 
フライヤー&ウェブデザイン:加藤和也 制作:岡崎松恵


日時:2014年2月14日(金)15時|15日(土)15時|16日(日)17時
※受付:開演の30分前/開場:開演の20分前

会場:急な坂スタジオ ホール http://kyunasaka.jp/
アクセス:京浜急行線「日ノ出町駅」から徒歩5分、JR・市営地下鉄線「桜木町駅」から徒歩10分

チケット:前売  一般2,500円/学生2,000円|当日  一般3,000円/学生2,500円
TPAM参加登録者特典:前売2,000円  当日2,500円
※TPAM参加登録者特典についてはこちらをご参照下さい。
http://www.tpam.or.jp/2014/participation/

チケット予約フォーム
(2014年1月11日10:00より受付開始)



チラシPDFデータ


※関連企画
2月14日(金)・15日(土)/急な坂ラウンジOPEN
2月16日公演終了後/アフタートーク 出演:多田淳之介・きたまり(英語通訳あり)

主催:きたまり、NPO法人Offsite Dance Project
共催:急な坂スタジオ
助成:アーツコミッション・ヨコハマ 先駆的芸術活動支援助成、神奈川県
制作協力:STスポット、東京デスロック



offsite急な坂スタジオアートコミッション・ヨコハマ


RE/PLAY(DANCE Edit.)

多田淳之介 Junnosuke Tada 
演出家・俳優/東京デスロック主宰 http://deathlock.specters.net/

多田淳之介 Junnosuke Tada 1976年生まれ。2010年4月より、富士見市民文化会館キラリふじみ芸術監督に就任。俳優の身体、観客、劇場空間を含めた、現前=現象にフォーカスした演出が特徴。古典から現代劇、パフォーマンス作品まで幅広く手がける。「演劇LOVE」を公言し、地域、教育機関でのアウトリーチ活動も積極的に行い、韓国、フランスでの公演、共同制作など国内外を問わず活動を展開。近年は各地域の活動に参加する「地域密着、拠点日本」をテーマに活動中。

 

 

岩渕貞太 Teita Iwabuchi
ダンサー・振付家  http://teita-iwabuchi.com/

岩渕貞太 Kitamari 玉川大学芸術学科にて演劇を専攻。演劇と並行して日本舞踊・舞踏などを学ぶ。ダンサーとしてAPE・ニブロール・伊藤キム+輝く未来・Co.山田うん・Ko & Edge.Coなどに参加。2005年より、「身体の構造」や「空間や音楽と身体の相互作用」に着目した振付作品を発表する。劇場での公演以外にも美術館でのパフォーマンスやワークショップの開催など、多方面で活躍している。「横浜ダンスコレクションEX2012」にて、関かおりとの共同振付作品『Hetero』で“若手振付家のための在日フランス大使館賞”を受賞。2013年度セゾン文化財団ジュニア・フェロー。
Photo by Hironobu Hosokawa

 

 

遠田 誠 Makoto Enda 
演出家/まことクラヴ部長 http://www.makoto9love.com/

遠田誠 Kitamari 2001年「まことクラヴ」を結成。劇場はもとより美術館、博物館、百貨店、商店街、空港などに出没し、サイトスペシフィックな活動を展開。「東京コンペ#2」ダンスバザール大賞、「トヨタコレオグラフィーアワード」オーディエンス賞、「第1回日本ダンスフォーラム賞」を受賞。2010年「あいちトリエンナーレ」に正式参加。2011年「ヨコハマトリエンナーレ」PRキャラバン隊振付を担当。2012年シアタートラムにて『蜜 室』を発表。

 

 

北尾 亘 Wataru Kitao
振付家・ダンサー・役者/Baobab主宰 http://dd-baobab-bb.boo.jp/

高橋和誠 Kitamari 1987年生まれ。桜美林大学卒業。幼少より舞台芸術に携わり、クラシックバレエからストリートダンスまで様々なダンスを経験。大学にてコンテンポラリーダンスに出会い、木佐貫邦子・近藤良平等の作品に出演。2009年「Baobab」を立ち上げ、過去6度の単独公演・「KYOTO EXPERIMENT」等、多数フェスティバル参加。ハイペースで創作を繰り返す。ソロ作品創作、演劇作品への振付・出演、WS講師、クラブイベント企画・出演、と活動の幅は多岐に渡る。「コンドルズ振付コンペティション2010(CCC)」アホウドリ賞(準グランプリ)、「トヨタコレオグラフィーアワード2012」オーディエンス賞受賞。
Photo:Masakazu Yoshikawa

 

 

きたまり Kitamari 
ダンサー・振付家・演出家/KIKIKIKIKIKI主宰 http://www.kikikikikiki.com/

きたまり Kitamari

1983年生まれ。舞踏家・由良部正美の元で踊り始める。2002年からソロ活動を開始。2003年「KIKIKIKIKIKI」設立。2006年京都造形芸術大学 映像・舞台芸術学科卒業。「トヨタコレオグラフィーアワード2008」にて『サカリバ007』で"オーディエンス賞"受賞。「横浜ダンスコレクショR2010 ソロ×デュオ〈Compétition〉+」にて『女生徒』で"未来にはばたく横浜賞"受賞。2010年~2013年伊丹アイホールの「Take a chance project」や「KYOTO EXPERIMENT2011」で新作共同制作を行う。「We dance 京都2012」ディレクター他、ダンスシーンの活性化と舞台芸術の可能性の広がりを目指し、2013年「Dance Fanfare KYOTO」を立ち上げる。

Photo:相模友士郎

 

 

伊東歌織 Kaori Ito 
振付家・ダンサー

伊東歌織 Kitamari 1980年生まれ。高野美和子主宰「time and locus」、伊藤キム主宰「輝く未来」を経て、2010年よりフリー。伊藤キム、広田淳一、矢内原美邦、GRINDER-MAN等の作品に参加する。2011年より創作活動を開始。JCDN踊りに行くぜⅡにて選出され、仙台、鳥取、東京にて『uRu・guLA!!』を発表。2012年より"身体は所詮、お供えもの?"をテーマに女性グループ「アマキオト」を立ち上げる。劇場以外の古民家、ギャラリー、一軒家カフェ等を活かした密度の濃い空間づくりを得意とし、近年では異ジャンルのアーティストとの企画を重ね、観客層の幅を広げている。

 

 

岡田智代 Tomoyo Okada
ダンサー

岡田智代 Kitamari 1956年生まれ。幼少より踊る。大学卒業後ダンスを手離し、ダンスを呑みこんだまま長い年月を過ごす。取り戻したのは15年後三児の母になって後。2005年トヨタコレオグラフィーアワードのファイナリスト。ソロ活動の他、山下 残、セレノグラフィカ、ジェローム・ベル等の作品に出演。「おやつテーブル」のメンバー。中高年対象のストレッチやヨガクラス、親子ダンスWSも行う。ただ生きるように踊る。

 

 

花田雅美 Masami Hanada
ダンサー

きたまり Kitamari 1974年生まれ。2006年頃から神楽坂セッションハウスでコンテンポラリーダンスを学び、踊りはじめる。以後、相馬秀美、山口夏絵、伊達麻衣子、徳永 梓、中島加奈子など同世代の振付作品に出演。セッションハウスでのダンス公演を中心に、インドネシア/ジョグジャカルタでのダンスフェスティバル等に参加。今後もソロ活動を含め、表現、身体、スタイルの可能性を追求し、表現してゆく。
Photo:松本和幸

 

 

林 七重 Nanae Hayashi 
ダンサー・振付家/ナナグラム主宰 http://www.facebook.com/nanae.hayashi1

花田雅美 Kitamari 6歳よりモダンバレエを始める。声楽科卒業。パパ・タラフマラでコンテンポラリーに出会い、野外や山奥の体育館で踊る。2007年ドラスティックダンス"O"入団。金魚、705 Dance Lab等の作品に出演しながら、2ヶ月に1度のペースでソロ作品を発表。ジャンルにこだわらず、ジャズ、シアター、モダン、コンテ、クラブイベント等の舞台にも参加。2010年「ナナグラム」を結成。現代舞踊コンクール、様々なイベントなどで発表。"毎日倒れるほど踊りたい"生きる実感を得るために日々踊る。


RE/PLAY(DANCE Edit.)

本作の振付・出演として、5名の振付家・ダンサーを募集します。
ワークショップ形式のオーディションにて選考します。
演出家・多田淳之介のメッセージ


たくさんのご応募、誠にありがとうございました。
慎重に審議いたしました結果、上記のとおり決定致しました。

 


【募集期間】
2013年7月1日(月)〜7月23日(火) ※先着順受付/定員になり次第締切

【募集対象】
全日程(2/7-16:急な坂スタジオ)参加可能な振付家・ダンサー ※ダンスジャンル・キャリア・年齢不問
(稽古スケジュール(予定) 2/7-12:午後4時間程度 2-13-16:全日)

 

【オーディション】
日程:2013年8月1日(木)
A.13:00-14:30/B.15:00-16:30/C.17:00-18:30/D.19:30-21:00 ※各90分
会場:急な坂スタジオ スタジオ1  http://kyunasaka.jp/access
参加費:1,000円(ワークショップ受講料)
選考: 多田淳之介(演出)、きたまり(共同プロデューサー)

 

【応募方法】
① 以下の情報をメールにてOffsite Dance Project宛にお送りください。

件名:『RE/PLAY(DANCE Edit.)』応募」と必ず記載してください。
・氏名
・連絡先(住所/メールアドレス/電話番号)
・ワークショップ参加希望時間(第三希望まで記載)
・応募の動機
・振付家・ダンサーとしての活動略歴
② メールにて受付完了のお知らせとオーディション参加要項のご連絡をします。

 

【申込・問合せ先】
NPO法人Offsite Dance Project/E-mail: info@offsite-dance.jp

 

【特記事項など】
制作条件:ノルマや参加費はありません。
交通費手当等の制作費支給を予定しています。
募集対象以外の方のご応募はお受けできませんのでご了承ください。

 


演出家からのメッセージ

演劇とダンスの垣根については、様々な考え方があるかとは思いますが、個人的には、やはりそれはあるだろうという気がしています。少なくとも俳優とダンサーは全く違う生き物でしょう。ただし、ダンサーが出演しているからダンス作品であるのか、俳優が出ているから演劇作品であるのかはまた別の問題で、ダンサーによる演劇作品も、俳優によるダンス作品も成立すると思っています。昨年京都のダンサー達と作った「RE/PLAY」は演劇の手法で作りました。「演劇」と「ダンス」を分けるものは「ドラマ」、もしくは「人間」と言い換えても良いかもしれません。「演劇」は人間を描き「ダンス」は人間以外のものも描く。「言語」と「表象」の関係にも似ています。俳優は人間ですが、ダンサーは人間ではないとすら思っています。少なくとも舞台上の役割はそうであると思っています。「RE/PLAY」で試みたことはダンサーを人間化することだったのかもしれません。僕の言葉では「人間化」になりますが、ダンサーとの作業の中で、「踊る/踊らない」という話をよくしました。ダンサーそれぞれ考え方も違い刺激的な作業でした。作品の中でもシーンによって「踊る/踊らない」を指示し、演出の指示はそれだけだったかもしれません。踊らないことを「人間化」とするならば、「踊らない」から「踊る」への移行、それは単に「演劇」から「ダンス」へのスライドではなく、「演劇」と「ダンス」の相補、もしくは相乗がある気がしています。個人的に一番興味があるのはそこです。今回新たに関東でこの作品を創作、上演するにあたってもそれは同じです。「踊る」生き物としてのダンサーへの興味は尽きません。今回も振付はダンサー各自に任せ、演出は構造のみを担当するでしょう。「踊る」とは「ダンス」とは何か。見る人には答えではなく可能性を見つけてもらえると嬉しいです。作品自体は「繰り返すこと/繰り返せないこと」を扱います。「人間」と「ダンス」にも共通した題材です。そこには「時間」が大きく関わってきます。演劇では「時間」に抗えない人間の姿を描きますが、人間ではない彼らとは、また別のものが描けるのではないかと期待しています。

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RE/PLAY(DANCE Edit.)

Kitamari & Offsite Dance Project

Junnosuke Tada

RE/PLAY (DANCE Edit.)

Junnosuke Tada first directed Re/Play in 2011 with his theater group, Tokyo Deathlock. It explores the intent and meaning of re-production through bodily repetition of physical movement. As a re-making of a theatrical production, this version replaces the actors with eight leading contemporary dancer-choreographers, many of whom have received multiple awards for their own creations. Using pop music, the performers dance until they collapse in exhaustion – and then they get up and do it again, each choreographer-dancer taking a turn at their own approach to the project. In their collaboration with Tada's direction, the very foundation and meaning of dance is undermined, theater as a format is subverted, and a truly fresh perspective on dance and performance emerges.

There will be a bar set up on site during the run of performances at Steep Slope Studio so the artists and audience can meet and exchange ideas and impressions after the performance.


Date:
February 14 (Fri) 15:00 / 15 (Sat) 15:00 / 16 (Sun) 17:00
*Duration: 70 min. (no interval)
*The box office opens 30 min. prior to the start of the performance. / The door opens 20 min. prior to the start of the performance.

Venue:
Steep Slope Studio

Tickets (unreserved seating) :
Advance: ¥2,500 / Student Advance sale: ¥2,000 (ID required)
*Day Tickets: + ¥500
*TPAM Pass benefit  http://www.tpam.or.jp/2014/?lang=en

Reservation:
Offsite Dance Project E-mail: info@offsite-dance.jp
Steep Slope Studio Tel. 045-250-5388

Artists:
Direction: Junnosuke Tada
Choreography & Performance: Teita Iwabuchi, Makoto Enda, Wataru Kitao, Kitamari, Kaori Ito, Tomoyo Okada, Masami Hanada, Nanae Hayashi
Stage Manager: Hisashi Mitsu
Lighting: Tamotsu Iwaki
Sound: Yuta Senda
Producer: Kitamari, Matsue Okazaki (Offsite Dance Project)

Sponsors:
Organized by: Kitamari, Offsite Dance Project
Co-organized by: Steep Slope Studio
Supported by: Arts Commission Yokohama, Kanagawa Prefecture

Related Events:
*A Bar Lounge will be open before and after the performances
*Artist's Talk after the performance on Feb.16 (English interpretation provided) : Junnosuke Tada + Kitamari

Access:
Steep Slope Studio
Address: 26-1 Oimatsu-cho, Nishi-ku, Yokohama 220-0032
*Take to Keihin-kyuko Line to HInode-cho, walk about 5 minutes.
*Take to JR Keihin-Tohoku Line and Yokohama Municipal Subway to Sakuragi-cho, walk about 10 minutes.
http://www.tpam.or.jp/2014/map/?lang=en

Further information:
Offsite Dance Project E-mail: info@offsite-dance.jp

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