『RE/PLAY Dance Edit:札幌


2021年11月13日(土)・11月14日(日)
生活支援型文化施設コンカリーニョ

2011年夏、戻らない時間、戻りたいという願い、進み続ける時間の中で「今、この瞬間」を刻もうと俳優たちと立ち上げたこの作品。2012年京都のダンサーたちとのリクリエーションにより「踊る/踊らない」「人/身体」を行き交い、踊る側と観る側双方にダンスの根源を問いかける作品となりました。以来アジア4カ国6都市をめぐり、各地のさまざまなバックグラウンドのダンサーたちと、その瞬間の身体/ダンスを立ち上げてきました。
そして2021年、1年以上続くcovid-19の感染拡大により私たちは再び時間を失い、この作品も再び原点に立ち返ります。こんなはずじゃなかったこと、ああなるはずだった時間、そして一体これからどうなっていくのか、未知のウィルスによる未知の時間の中で、私たちは再び過去に憧れ、未来を嘆くのでしょうか。無理に希望を持とうとも思いません、ただ決して戻らず進み続ける時間の中で、その瞬間の儚さ、美しさ、強さから、生きる根源を見出せるのが舞台芸術なのだと思っています。
札幌のダンサーたちと立ち上げる「今、この瞬間」是非お立ち会いいただければ幸いです。

―多田淳之介




『RE/PLAY Dance Edit:札幌』

演出:多田淳之介
ダンスドラマトゥルク:きたまり
振付・出演:Aokid、岩本伊織、大平詩織、鈴木明倫、平尾拓也、堀内まゆみ、矢藤智子、山﨑彩美
プロデューサー:岡崎松恵/舞台監督:浜村修司/照明:岩城保/音響:小早川保隆
デザイン:太田博久(golzopocci)/Webデザイン:加藤和也/記録写真:yixtape

企画製作・主催:NPO法人Offsite Dance Project
共同製作:RE/PLAY Dance Edit実行委員会
制作協力:CONTE-SAPPORO Dance Center
文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業



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Ticket


『RE/PLAY Dance Edit:札幌』

日時:
2021年11月13日(土)18:00開演/11月14日(日)15:00開演
受付・開場は開演の40分前

会場:
生活支援型文化施設コンカリーニョ
https://concarino.or.jp/
アクセス:JR線「琴似駅」より徒歩3分 地下鉄東西線「琴似駅」より徒歩12分
〒063-0841 札幌市西区八軒1条西1丁目 ザ・タワープレイス1F/Tel. 011-615-4859

チケット料金 日時指定・全席自由
一般2,500円/学生 1,000円

チケット取扱 10月16日(土)
■ローソンチケット  Lコード:12399
■市民交流プラザチケットセンター
■RE/PLAY Dance Editオンライン [予約フォーム]
 https://www.quartet-online.net/ticket/replay2021

お問い合わせ
NPO法人Offsite Dance Project TEL.090-6346-5820



About


オリジナルは、多田淳之介率いる東京デスロックが2011年に発表した『再/生』。反復する身体を通して、再生に向かっていこうとする人間を描き出した演劇作品を、本作では、俳優を振付家・ダンサーに置き換えて、リ・クリエーションします。 ダンスバーションはNPO法人Offsite Dance Project主催の「We dance 京都2012」(プログラムディレクター:きたまり)にて初演。本作では、「繰り返す/繰り返せないこと」を使って「断絶」や「時間」を可視化しようとするコンセプトは踏襲しつつ、新たに「踊る/踊らない」という要素を加えたディレクションのもと、8人のダンサーは互いに干渉せずにそれぞれの振付によるソロダンスを踊り続けます。連続で繰り返されるポピュラーな楽曲、サドンデスで踊り続けるダンサーの疲弊していく身体。この繰り返しの果てしない構造が、ダンスの根拠も意味も、それを問うことの文脈もなぎ倒していく。次第に、ダンサーたち本人の実存(=ダンサーの生/人生)とも重ね合わせ、アイロニカルに生と時間を描く舞台芸術作品です。

2012年から7年間にわたり、4カ国6都市(横浜・シンガポール・プノンペン・京都・マニラ・東京)で各地のダンサーと制作を重ねたプロジェクトを、2021年国内ネットワーク事業として再始動。本年9月に札幌にてワークショップ形式のオーディションを行い、北海道拠点の多様なキャリアのダンサー7人を選出。これまで参加のAokid(東京)ときたまり(京都)とともに、札幌ならでは『RE/PLAY Dance Edit』を創り上げていきます。





Artist



多田淳之介 Junnosuke Tada

1976生まれ。2001年から「東京デスロック」を主宰。俳優の身体、観客、劇場空間を含めた、 現前=現象にフォーカスした演劇作品を発表。既成の演劇の枠組みに囚われない演出方法は、公演毎に話題を呼び、国内外の公演、共同制作、ワークショプ等多数。2014年韓国の第50回東亜演劇賞演出賞を外国人として初受賞。APAFディレクター、東京芸術祭プランニングチームメンバー。2010年〜2019年富士見市民文化会館キラリふじみ芸術監督。2015年度より横浜ダンスコレクションコンペティションⅠの審査員も務める。
photo by 平岩亨



きたまり Kitamari

1983年生まれ。京都市在住。17歳より舞踏家・由良部正美の元で踊り始め、2003年よりダンスカンパニー「KIKIKIKIKIKI」主宰。2006年京都造形芸術大学 映像・舞台芸術学科卒業。2008年トヨタコレオグラフィーアワードにてオーディエンス賞受賞。2010年横浜ダンスコレクションにて未来にはばたく横浜賞(グランプリ)受賞。近年はマーラー全交響曲を振付するプロジェクトを開始し、2作目『夜の歌』で文化庁芸術祭新人賞(2016年度)を受賞。日本の伝統芸能を素材にした創作や、「We dance京都2012」「Dance Fanfare Kyoto」プログラムディレクターなど、ジャンルを越境した多岐にわたる活動を展開している。
photo by 成田舞





Aokid(アオキッド)

1988年東京生まれ・東京在住。ブレイクダンスチーム「廻転忍者」で活動した後、舞台芸術や美術作品の制作に取り組む。2016年横浜ダンスコレクションコンペティション1審査員賞を受賞(たくみちゃんとの共作)。「Aokid City」(2012)〜、「どうぶつえん」(2016年〜)、「STREET RIVER&BEER」(2019年〜)など独自のプロジェクトを継続中。振付作品に『I ALL YOU WORLD PLAY』(2017)、『地球自由!』(2019)などがある。
photo by ShinichiroIshihara





岩本伊織 Iori Iwamoto

2002年生まれ。3歳よりクラシックバレエ、6歳よりストリートダンス(HIPHOP・JAZZ)を学ぶ。中学生の頃からコンテンポラリーにも興味を持ち、高校卒業後には活動範囲を広げ、平原慎太郎ダンサー育成プログラムに参加。2021年7月、東京2020オリンピック開会式に出演。札幌では、2019年に公募企画事業公演「primitive」をはじめ、コンテンポラリーダンスの公演に出演している。





大平詩織 Shiori Ohira

1995年生まれ。4歳からジャズダンスを始め、その他様々なジャンルの踊りを学ぶ。中学時代は演劇部に所属し、その後大学3年から演劇活動を再開。大学時代からダンスセラピーを学び、年に数回リラックスの為のダンスワークショップを行っており、踊るだけではないダンスのあり方を模索している。札幌のエンターテインメントを盛り上げるため幅広い活動を行なっている団体「ウェイビジョン」に所属。





鈴木明倫 Akinori Suzuki

1986年生まれ。「DANCE STUDIO LoRe」主宰。岩見沢教育大学芸術課程卒業。10歳から踊り始め、北海道の大自然から受けるインスピレーションを自身の踊りに構築する。東宝ミュージカル『エリザベート』、『ロミオ&ジュリエット』、『オーシャンズ11』、オペラ『ヘンゼルとグレーテル』等に出演。また、韓国や香港のフェスティバルに招聘され作品の発表やWSを行う。現在はスタジオ経営の他、龍谷学園高校ダンス授業講師、アクターズスクール特別講師、福祉施設でのレッスンなど指導者としても幅広く活動中。北海道ダンスプロジェクト(HDP)正会員。
https://dance-studio-lore.com/





平尾拓也 Takuya Hirao

1994年札幌生まれ。身体の在り処、日本的身体を探って、舞踏・コンテンポラリーダンス・パフォーマンスアートの分野で活動している。近年は、コンタクト・インプロビゼーションユニット「Mathilda」を結成し、他者との接触、協調をテーマに活動の裾野を広げている。また、北海道大学文学院芸術学研究室に所属し、能楽における藝能論について研究を行なっている。「札幌能楽会」、舞踏カンパニー「極北会」所属。





堀内まゆみ Mayumi Horiuchi

1984年札幌市生まれ。ダンサー/振付家、美術家。大学在学中より俳優養成所に入所、演劇活動を始める。「演劇実験室◎万有引力」を経た後、フリーで活動を開始。俳優やダンサーとして舞台出演しながら、舞台・映像作品などを制作。ダンスに出合い、身体の可能性に着目した作品作りを行うようになる。2017年JRタワー ARTBOX優秀賞。北海道大学教育学院(身体文化論)博士後期課程在学。一般社団法人KAI-BYAKU collective代表。
http://satsulabo.net/
photo by 越後谷出





矢藤智子 Tomoko Yato

1979年生まれ。ダンス未経験でコンテンポラリーダンスワークショップ合宿に参加し初舞台を経験。それをきっかけに身体表現の道を模索しはじめる。出身の広島を中心に活動し、2020年初のソロ作品を創作実演。同年秋に、札幌へ移住。現在は介護士として働きながら、舞踏家・田仲ハル率いる「舞踏グループ極北会」に参加している。





山﨑彩美 Ayami Yamazaki

1997年札幌生まれ。北海道大学理学部在学。4歳からバレエとチアダンスを始め、中学生よりチアダンスを中心に活動する。その他、JAZZやHIPHOPなど様々なジャンルを経験する。2018年NYのBroadway Dance Centerへの短期留学をきっかけに、コンテンポラリーダンスを本格的に学び始める。2020年M's dance Lab.『clear motion』出演。







Archive


上演記録
初演:2012年2月4日/京都 元・立誠小学校
http://www.wedance.jp/2012_kyoto/
横浜公演:2014年2月14日-16日/横浜 急な坂スタジオ
http://www.wedance.jp/replay/replay2014/
シンガポール公演:2016年2月17日-20日/シンガポール 72-13
http://www.wedance.jp/replay/replay2015
カンボジア公演:2017年3月24日-25日/プノンペン Department of Performing Arts
http://www.wedance.jp/replay/replay2016
京都公演:2017年11月25日-26日/京都 京都芸術センター
http://www.kac.or.jp/events/22001/
フィリピン公演:2018年1月13日-14日/マニラ Power Mac Center Spotlight
http://www.wedance.jp/replay/replay2017
東京公演:2019年2月9日-11日/東京 吉祥寺シアター
http://www.wedance.jp/replay/replay2019

『RE/PLAY Dance Edit』リーフレット(2012-2018)Web版
PDFデータ


「RE/PLAY Dance Edit:札幌」出演者募集
 (2021年9月16日締切) *終了しました
ワークショップ・オーディション:2021年9月19日(日)〜20日(月・祝)
公演:2021年11月13日(土)・14日(日)
会場:コンカリーニョ(札幌市西区八軒1条西1−2ザ・タワープレイス1F)
https://concarino.or.jp/
製作・主催: NPO 法人Offsite Dance Project
共同製作:RE/PLAY Dance Edit実行委員会
制作協力:CONTE-SAPPORO Dance Center
文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業

「RE/PLAY Dance Edit:札幌」出演者募集(2021年9月16日締切)
→「募集要項」(PDF)
→「応募用紙」(PDF)(Word)



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E-mail: info@offsite-dance.jp
URL: http://www.offsite-dance.jp 

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