lifelike wedance.jp

2010第二回
コンテンポラリーダンスのアーティストが一堂に集うフォーラム

We dance
プログラム

2/13-14 [Sat-Sun]

白井剛キュレーション「1on1で写真撮影」の部屋
伊藤千枝  みんなで体操
手塚夏子 「ワークショップ 試行と交換」の記録
きたまり 「ダンスを言葉にする道」
川崎 歩  朦朧ヒーローズ (公募企画)
岸井大輔 「会/議/体   we dance ver.」(フリースペース企画)
みんなのWe dance  映像企画(フリースペース企画)

2/13 [Sat]

クリストフ・シャルル 「1917企画」
高嶋晋一 「売買される言葉」
新鋪美佳 「ドレみ空」
井手 実 「wonder/wander」(公募企画)
石田陽介 「プレイス(group work in progress)」(公募企画)
まくらとジョーロ 「ポーズ 」(公募企画)
カフェトーク 「子連れダンサー井戸端会議」(フリースペース企画)

2/14 [Sun]

ピアノで踊る  山田うん
演奏:黒田京子  鈴木ユキオ
   山田せつ子
KENTARO!! 「Special Collaboration!! 」
We Dance参加者+宇波拓 「ABJECTION 2010」
捩子ぴじん 「4 damages」(公募企画)
タカギカンパニー 「オペラ FIGHT THE POWER THAT BE」(公募企画)
カフェトーク 「1917年ダンスの言葉」
クロージングフォーラム  

(2010/2/5現在 随時更新)

2/13-14 [Sat-Sun]

白井剛キュレーション

「1on1で写真撮影」の部屋

8号室|5分(1時間に複数回上演)|個室料金500円

写真は、こちらにアップしていきます。皆さん、忘れずに送ってくださいませ。

Time 2/13 2/14
13:00-13:45 白井剛 手塚夏子
14:00-14:45 神村恵 川口隆夫
15:00-15:45 捩子ぴじん 白井剛
16:00-16:45 山田せつ子 山賀ざくろ
17:00-17:45 森下真樹 KENTARO!!
18:00-18:45 きたまり 遠田誠
19:00-19:45 白井剛 山田うん 

一人のダンサーが踊っている部屋へ、一人づつ入室していただきます。部屋の中では好きな場所・距離から自由に観賞していただけます。お手持ちの携帯電話等で写真を撮影、投稿してください。鑑賞者(撮影者)とダンサー、一対一でのひと時をお楽しみください。
企画・出演:白井剛/出演:遠田誠、神村恵、川口隆夫、きたまり、手塚夏子、捩子ぴじん、森下真樹、山賀ざくろ、山田うん、山田せつ子、KENTARO!!/技術協力:shin-ya b.

伊藤千枝

みんなで体操

2/13・2/14 14:00|講堂|10分

たまには色々なことを忘れて、小さい頃やってたラジオ体操のように身体を動かしてみませんか? 個々に活動しているダンサーのみなさんや観に来てくださった観客の方々と、みんなで一緒に身体を動かす楽しさを味わう会にしたいと思います。
振付:伊藤千枝/出演:伊藤千枝(13日)、他

手塚夏子

「ワークショップ 試行と交換」の記録

2/13 17:30・2/14 15:30|7号室|各日3時間

We dance本編に先立って1月に、2つの方法による新しいワークショップが行われ、この度、多様なアーティストの潜在的な力を耕し、照らし合う白熱した戦い、その記録をごらん頂きます。映像記録を交えながら、参加した受講者の有志数名と手塚夏子でちょっとしたデモンストレーションを行います。



企画:手塚夏子/記録の中で登場するファシリテーター:宇波拓、岡田利規、神村恵、きたまり、黒沢美香、KENTARO!!、白井剛、高嶋晋一、高野尚美、手塚夏子、矢内原美邦(五十音順)

きたまり

「ダンスを言葉にする道」

2/13 16:00 公開稽古 2/14 16:00 パフォーマンス(20分)+トーク|6号室|45分

あ、い、う、え、お、と云う音のひとつひとつに動きを指定し、言葉に沿って振付けを行います。指定された動きのなかで自分自身の身体をみせることに対してのアプローチ、役者とダンサーの異なる身体性、ただ立っているだけで見えるもの、少しの動きで膨らむ背景等に対して掘り下げていくことで、身体から言葉が沸き上がる瞬間を見つめながら振付けの意図を明確にし、ダンスを言葉にしていく過程を考えていきたいと思います。
振付:きたまり/出演:大庭裕介(地点)、遠田誠(まことクラヴ)/助成:財団法人セゾン文化財団

川崎 歩

朦朧ヒーローズ (公募企画)

2/13 15:30講堂「即興と妄想〜岡倉さんを〜」
19:009号室「Trailer」+トーク
2/1414:156号室「After-school」
19:307号室「マクレーン!!」

スペースは予定|各10分〜25分

企画タイトルは、岡倉天心が指導した近代の日本画家達の画法からとっています。その画法は、西洋の印象派を意識して「輪郭線」ではなくて「色面」で物質感を表現したので「朦朧体」とよばれました。今回行う4つの短編では、それぞれ映画や記憶、妄想といった視覚的な要素を身体化することで、人物や風景の気配が「朦朧」と、空間に投影されるようなダンスを目指してみたいと思います。
振付・出演:川崎歩/衣裳:くげゆか/音楽:OORUTAICHI(13日15:30)/トーク出演:大川原亮(13日19:00)

岸井大輔

「会/議/体  we dance ver.」 (フリースペース企画)

2/13・2/14  14:10/17:00|待合室|各60分

あなたの解決したい問題を現場で紙に書いてください。10分の会議で解決案を作ります。会議体は岸井が司会を勤め、あなたを含めた通りすがりの来場者とゲスト5人で構成されます。解決案は実行部隊により、即実行され、問題解決がその場で始まります。幾多の地域とアートの現場を生き延びてきた岸井による、虚構と現実の境界を探求する劇作品です。

14:1017:00
2/13柴幸男・大倉マヤ・大道寺梨乃・カワムラアツノリ大道寺梨乃
2/14羊屋白玉・米光一成・カワムラアツノリART LAB OVAアートラボ・オーバ・米光一成

企画:岸井大輔/参加:柴幸男、大道寺梨乃、カワムラアツノリ、羊屋白玉、米光一成、他

映像企画

みんなのWe dance (フリースペース企画)

2/13・2/14 終日|待合室

待合室の一角でダンスのビデオを上映します。作者による作品解説つき。(遠方からの応募等本人不在の場合もあります)映像として作品を切り取ることによってまた新しい視点がうまれます。ダンスを見ること、ダンスを語ること、冷静に見返すことをすることで作り手が新しい一歩を踏み出すための上映会です。 もちろん隙間時間にただちょっとのぞくだけでも。とおりすがりになんかやってたぞという程度でも。でもきがついたらつぼにはまってしまうかも。 1/31まで映像作品募集中(締切りました)

2/13 [Sat]

クリストフ・シャルル

「1917企画」

2/13 13:00|講堂|60分

音楽家とダンサーが横浜開港記念会館創立年である「1917年」に焦点を当て、世代の異なる互いを確認つつ共に表現を探ります。作品上では構成要素としてのルール(『空間』『時間軸』から派生する、或は演奏の種類や照明の変化から生ずる移動や行動など)を事前に設定し、その上で各々のアーティストが即興で表現を展開します。
音楽:クリストフ・シャルル、シャルル慧言、徳久ウィリアム/ダンス:大橋可也、手塚夏子、森下真樹、山賀ざくろ

高嶋晋一

「売買される言葉」

2/13 13:00-17:00|7号室|4時間(展示+パフォーマンスあり)

問1. 芸術家は素材をコントロールする(ダンサーは身体を、画家は絵具をetc)。素材は芸術家の意図を実現するための媒介である。しかし芸術家自身もまた素材である。芸術家も他の諸々の素材と同様、作品を構成する一要素にすぎない。ではその場合「素材と素材が共同作業する」とはいかなる状態なのか?

問2. あらゆるものがあなたに命令し、働きかけてくる。すべての命令に同時に応えることはできない。ある命令に従っているとき、他の命令は排除されている。その場合、命令と命令を変更するための命令をどのように峻別するのか? 

新鋪美佳

「ドレみ空」

2/13 20:00|講堂|30分



いくつかの約束はあります。あとはただダンサー達がそれぞれに度胸や素直さやいじわるさや繊細さやしつこさやお茶目さや物差しや耳を武器に盾に縦横斜めに、その時!その場所!目の前に飛び込んでみて駆け引きし受け入れ、戯れて持て余します。音楽みたいな釣りみたいなただ広場にいるみたいな、でもダンスになるといいなと思います。振付と即興の間で、知ってる事と未知の間で、それぞれの時間と場所で会いましょう。
振付・出演:新鋪美佳/出演:安食真、木村美那子、小暮香帆、菅彩夏、捩子ぴじん、増岡みどり、増田明日未、松田明日香、矢萩もえみ、山賀ざくろ/協力:日本女子体育大学ダンスプロデュース研究部

井手 実

「wonder/wander」(公募企画)

2/13 14:10/16:00|9号室(定員50人)|各40分

土地の歴史と、そこに関係した人の記憶。長年にわたりかわらず流れ続ける川、記憶のずれや覚え違い、あいまいさ。空白のようなグレーな時間。人の骨は、たとえ折れて完治しても、本人が忘れてしまっても、その部位は若干のふくらみやへこみを残したままなのだそうだ。インタビューや記憶にまつわる場所を訪問した映像などを交え、4人の身体に、瞬間瞬間に焼き付いた時間を紡いで、記憶の森を出現させる。
出演:清水嘉邦、高須賀千江子、高橋幸平、長谷川宝子/美術・映像:井手実

石田陽介

「プレイス(group work in progress)」(公募企画)

2/13 14:20/18:00|6号室|30〜35分

「ある場所でどうしてもしてしまう動き」「ある場所で確かに得られる感覚」といったものを拾い集め、その根っこを掘り起こしながら、各出演者と振付をつくりました。そして、彼らが舞台上で出会ったとき、振付や場所の感覚がどのように変化するか、探索しました。様々なルーツを持つ個々人が出会ったとき、個々がどのように変容し(変容せず)、集団がどのように生まれ、場が生まれるかをお見せするつもりです。
構成・振付・演出:石田陽介/出演:新宅一平、丹羽洋子、松原東洋、美木マサオ/音響:舩橋陽

まくらとジョーロ

「ポーズ 」(公募企画)

2/13 17:00|講堂(2階:定員135名)|30分(終演後、トークあり)
2/13 14:10/16:00|9号室(定員50人)|各40分

講堂に提出されるふたつ。ひとつのことに対して異なるふたつのことが同時に進行する。ふたつを衝突させ違和感を観察し距離を操作することで位置、状態、ことばのなかにあるポーズの連続はどう動きだすのでしょうか。さて今日、講堂に踏み出しにいきましょう。
企画・振付・出演:まくらとジョーロ(石原晶子・岸洋子)/音:西井夕紀子、佐藤公哉

カフェトーク

「子連れダンサー井戸端会議」

2/13 15:00|カフェ|定員10人|60分

参加:入江美香子(赤ちゃん1才)、岡田智代、木村美那子(赤ちゃん3ヶ月)、手塚夏子(息子5才)、早川朋子(赤ちゃん1才)

♪ひとひとぴっちゃん、ひとぴっちゃん、ひーとーぴーっちゃん〜♪子連れでダンサーがダンスフォーラムに集うってなんかワクワクします。ダンスの現場に赤ちゃんがいるってなんだかどきどきします。子どもを産むってことは、作品を生み出すこと以上になんだか凄いアウトプットだなあと思って、そんな経験をシェアしたり、子どもからの影響でどんなことがあるか、色とりどりな話をできたら楽しいなあと思います。産みたいダンサーも、赤ん坊の身体を見たい人もゆるりとお茶しに来て下さい〜。

2/14 [Sun]

ピアノで踊る

2/14|講堂|各30分予定
演奏:黒田京子(ピアノ)

それぞれソロと向き合ってきた三人の振付家・ダンサーと、ピアニスト黒田京子の生演奏とのセッション。

15:00 山田うん

「黒田さんと三度目。サシで初めて。」

16:30 鈴木ユキオ

「、、#ケダイタケヌキツaG/Galbi鼬いたちごっこ.com」

18:00 山田せつ子

「トラノトシノハジメ、トラガオドル、、ピアノデオドル、トケルマデオドル」

企画:「We dance」準備室/調律:辻秀夫/制作協力:黒部ェ重子

KENTARO!!

「Special Collaboration!! 」

2/14 19:00|6号室|15〜20分

ウィーン在住の内橋和久と東京のKENTARO!!がネットでやりとりを重ねての初コラボレーション。 「今の段階では解説出来ませんが、内橋さんの音楽と素直に向き合えたら何かが生まれると予感しています。」
ダンス:KENTARO!! /音楽:内橋和久

We Dance参加者+宇波拓

「ABJECTION 2010」

2/14 19:00|9号室|60分

ワークショップ中にでたアイディアや疑問点などの成果を特に踏まえることなく、参加者の中でご賛同いただけた方々とノイズバンドを結成し、一回限りのライブを行う予定。
企画:宇波拓

捩子ぴじん

「4 damages」(公募企画)

2/14 13:00/14:20/15:40/17:00|9号室・待合室|各40分

同時代のアーティスト数名が、自身の初期作品を持ち寄り、その作品を通して、創作の原点を語り合えば、そこで生まれるクラスターが、共に生きた“ある時代”を映し出すのかも知れないし、もしかしたら、不変の欲求に触れることになるかも知れない。変わったのは、変わらなかったのは、そして変わっていくのは何か。持ち寄った自身のルーツに関する素材、初期作品の映像、この場で語られる言葉の断片が“何か”を紡ぎだす。取り出した道具は人に手渡して、新品はもちろんすでに劣化しているものも、さらに間違ったやり方で使う。
企画・出演:捩子ぴじん/出演:新鋪美佳、神村恵、小泉篤宏(サンガツ)

タカギカンパニー

「オペラ FIGHT THE POWER THAT BE」(公募企画)

2/14 13:00|7号室|40分

これは複数のパフォーマーと、観客、諸々の道具から成る総合舞台芸術作品である。作品におけるすべての動きは厳密に構成されたものであるが、上演する場所により個々の要素や身振りは変動可能に設計されている。観客として参加する者はあるリスクにさらされるが、そのリスクを回避して作品を経験することも可能である。この作品の目的は作品が鑑賞されることそのものではなく、作品を媒介することでのみ見ることの出来る対象への接近であり、一言で言えば革命と反逆と自由を描写する試みである。
構成:高木生/振付・出演・音楽:タカギカンパニー

カフェトーク

「1917年ダンスの言葉」

2/14 13:00|カフェ|定員10名 |60分
話:國吉和子(舞踊評論)

時代が大きく動く時、忘れられない舞踊家が登場する。1909年、1917年、1929年・・・・今回はこの1917年ロシア革命の年、デュシャンが「泉」を出品、バレエ・リュスが「パラード」を発表、日本では初代藤蔭静枝の第一回公演会が開かれるなど大切な出来事がありました。この頃にアーティストが残した言葉を拾いながら、その背景と志を探ります。彼等の遺言を2010年のアーティスト達に贈りたいと思います。

*カフェでは、『1917年ダンスの言葉』だけのスペシャル紅茶・デザートをご用意してお待ちしております。

クロージングフォーラム

2/14 20:00|待合室|90分

ダンスに必要な場を模索してきた今までを振り返り、理想の未来を考えましょう。発言歓迎です。
企画:「We dance」準備室/司会:岸井大輔(劇作家・PLAYWORKS主宰)